資料室

世界のクルーズ

 クルーズ船社の団体CLIA(Cruise Lines International Association)のレポートによると、クルーズは2017年乗客数実績で2670万人、2018年見込は2820万人、2019年は3000万人を見込む、依然成長中の巨大旅行市場。

 

客船の数は世界に272隻(CLIA加盟船社)あり、新たに2019年に18隻の新造船のデビューが予定されており、将来的にもまだまだ成長が期待されています。

  

<参考>

「2019 CLIA CRUISE TRENDS & INDUSTRY OUTLOOK」

https://cruising.org/news-and-research/-/media/CLIA/Research/CLIA%202019%20State%20of%20the%20Industry.pdf


アジアのクルーズ

クルーズ産業の中でも最も成長著しいのがアジアで、乗客数は2012年77万人から、2013年120万人、2014年169万人、2015年208万人と伸び、2017年は405万人の大市場となっています。

 

旅客の平均年齢は45歳。30代が20%、40代13%、50代25%と現役世代が市場の中心を占めており、現在の日本の状況とは大きく異なっています。

  

<参考>

「Asia Trends 2018 Overview」

https://cruising.org/news-and-research/research/2018/december/asia-trends-2018-overview


日本のクルーズ

「2018年の我が国のクルーズ等の動向(調査結果)」(2019年6月27日、国土交通省海事局外航課発表)によると日本のクルーズ人口は32.1万人と2年連続で30万人を超え過去最高(昨年から1.8%の増加)となりました。

 

外国客船による日本発着クルーズがそのうちの20万人(20万6100人)を占めておりクルーズ人口の拡大に貢献しています。

 

<参考>

「2018年の我が国のクルーズ等の動向」

https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji02_hh_000243.html


日本の国内宿泊市場

日本人の国内宿泊市場は、3億2333万人回(7億4684万人泊)。うち、観光・レクリエーション目的は1億7862万人(2億9170万人泊)という規模。

 

宿泊数をみると、1泊が50.0%、2泊が29.2%、ここまでで約8割。日本人の宿泊をともなう旅行市場ではここがマスマーケットだと考えます。

 

また1泊の1人当たりの単価(=人泊単価)は、シティホテルやリゾートホテルでは1万円~1万5000円未満が約40%、1万5000円~2万円未満が約30%、2万円~2万5000円未満約10%、2万5000円~3万円未満が数%で、それ以上のラグジュアリーな価格帯(3万円以上)は極めて限定的であると推定しています(大河原分析)。

 

マスマーケットを捉えるには、こうした「日程」や「価格」を丁寧に分析し、具体的な設定をしていくことが大事だと考えています。

 

<参考>

旅行年報2018(公益財団法人日本交通公社)

https://www.jtb.or.jp/publication-symposium/book/annual-report/annual-report-2018/


沖縄・奄美の観光

沖縄県の2017年度の入域者数は958万人(うち、国内客689万人、外国客269万人)、前年比109%。2020年3月には那覇空港第二滑走路供用開始予定とアクセス面がさらに強化され、2021年には1,200万人、2030年の予測は1,742万人というますますの成長が期待される有望な観光市場です。

 

沖縄は「沖縄病」という言葉もあるほど沖縄大好きなファンに支えられていて、実に観光客の84.8%がリピーター。滞在日数は3.78日で2泊3日が36.1%と最大、次に3泊4日の29.2%。こうした年に何回か訪れるリピーター向けの短期滞在型の新たな観光コンテンツとして、1泊型の大型客船によるアイランドホッピング型ショートクルーズを提案します。

 

県では2018年3月、「東洋のカリブ構想」~東アジアのクルーズ拠点形成を目指して~を発表。今後港湾など拠点整備や誘致活動がさらに強化され、いよいよ実現に向けた動きが活発になることが見込まれます。

 

<参考>

「沖縄県観光要覧(平成29年版)」(平成30年9月発行)

https://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoseisaku/kikaku/report/youran/documents/h29_kankoyoran-all7.pdf

「東洋のカリブ構想」(平成30年3月)

http://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoshinko/yuchi/h29touyounokaribukousou.html